知的障害で働きながら障害年金を受給できるケース
1 知的障害の障害年金と就労の関係について
知的障害をお持ちの方の場合、特別支援学校を卒業後、特別支援学校から紹介された事業所に就職することも多いのではないでしょうか。
そして、20歳になって障害年金の申請をする場合には、働きながら障害年金を受給できるかが気になることと思います。
また、大人になってから知的障害が分かり、就労中に障害年金の申請をする方や、障害年金を受給し始めてから働こうとしている方もおられるでしょう。
結論から言うと、知的障害で働きながら障害年金を受給することは可能です。
以下では、知的障害で働きながら障害年金を受給できるのはどんな場合かについて、お伝えします。
2 障害基礎年金と就労について
障害年金の申請において、障害基礎年金の申請となるか、障害厚生年金の申請となるかは、初診日時点で加入していた年金制度を基準に判断されます。
先天性の知的障害の初診日は出生日となるため、初診日時点で厚生年金に加入していることは想定できず、20歳前傷病による障害基礎年金の申請となります。
そして、障害基礎年金を受給するには、等級が2級以上に該当する必要があります。
知的障害を含む精神の障害では、就労状況が等級の審査に大きく影響し、2級は、「労働に著しい制限」があるとされている3級よりも一段階重い症状であるため、特に障害に配慮のない環境で就労している場合、2級の認定は難しいことが多いです。
3 働きながら障害年金を受給できるケース
知的障害を含む精神の障害の審査について定められた「精神の障害に係る等級の判定ガイドライン」では、就労移行支援、就労継続支援A型やB型といった就労系障害福祉サービスや障害者雇用における就労については1級または2級の可能性を検討するとされています。
また、一般就労についても、就労系障害福祉サービスや障害者雇用制度における支援と同程度の援助を受けて就労している場合は、2級の可能性を検討するとされています。
特に知的障害については、仕事の内容が保護的な環境下での専ら単純かつ反復的な業務である場合や、常時の管理・指導が必要とされている場合などには2級の可能性を検討するとされています。
このようなガイドラインの記載内容を背景として、就労継続支援A型事業所、B型事業所に通所している場合や障害者雇用で就労している場合、診断書の内容が2級と認められる内容であれば、最終的に2級に認定される場合が多いようです。
私たちがサポートさせていただいた事例でも、障害者雇用でフルタイム就労している知的障害のある方で、2級の障害基礎年金を受給できたケースがあります。
障害者雇用ではない一般就労の場合、障害者雇用と同等の援助があることをどのように審査側に示していくかがポイントになります。
お役立ち情報
(目次)
- 大阪での障害年金の申請の進め方
- 障害年金を受給するためのポイント
- 障害年金申請の必要書類
- 障害年金の決定から支給まで
- 不支給通知が届いた場合
- 障害年金の事後重症請求
- 障害年金における初診日
- 病院が閉院によって初診日のカルテが残っていなかったが、障害年金の受給ができたケース
- 障害年金における社会的治癒とは
- 障害年金の配偶者加算
- 国民年金で障害年金2級が認定された場合の金額
- 障害年金の金額
- 働きながら障害年金を受給できる場合
- A型事業所で働いたら障害年金は支給停止になってしまうのか
- 障害年金と生活保護の関係
- 障害年金の受給要件
- 障害年金の時効
- 障害年金の種類
- 障害年金がもらえない理由
- 障害年金における障害認定日とは
- 障害年金受給中に新たな障害が発生した場合の対応方法
- 障害年金を受給することによるデメリット
- 障害年金を受給することのリスクはあるのか
- 過去に遡って障害年金の支給停止を解除した事例
- 精神疾患について障害年金が認められる基準
- 新型コロナ後遺症で障害年金を受給できる場合
- うつ病と障害年金3級
- てんかんで障害年金が受け取れる場合
- 知的障害の場合の障害年金における初診日
- 知的障害で働きながら障害年金を受給できるケース
- 高次脳機能障害で障害年金が受け取れる場合
- アスペルガー症候群で障害年金が受け取れる場合
- くも膜下出血で障害年金を請求する場合のポイント
- 聴力の障害で障害年金が受け取れる場合
- 気管支喘息で障害年金が受け取れる場合
- 心臓にペースメーカーを入れている場合の障害年金
- 人工肛門で障害年金が受け取れる場合
- 難病で障害年金が受け取れる場合
- 筋ジストロフィーで障害年金が受け取れる場合
- 義足で障害年金は受給できるのか
- メニエール病で障害年金を申請する場合のポイント
- 精神疾患の障害年金の更新時の注意点
- 障害年金の額改定請求について
- 有期認定と永久認定について
- 障害年金と障害者手帳の違い
- 特別障害者手当
- 障害者手帳について
- 障害年金の更新
- 障害者年金
- 社会保険労務士とは
- 障害年金についてどこに相談すればよいか
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