大阪での障害年金の申請の進め方

　障害年金は、日本全国で共通の制度である年金制度による給付であるため、申請や審査の手続きが地域によって変わることはありません。

　過去には、障害基礎年金の審査が都道府県単位で行われていた時期があり、そのような時期には、特に精神・知的障害で都道府県ごとの不支給率の違いがありました。

　そうした地域間の不平等が問題となり、現在では、障害年金の審査はすべて東京にある日本年金機構の障害センターで行われています。

　その際に、精神・知的障害の審査基準が明確となるよう、「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」が策定されました。

　そのため、大阪エリアに特有の申請の手順やコツといったものがあるわけではありません。

　障害年金申請をする場合には、各地域の街角年金センターや年金事務所が窓口とされています（障害基礎年金については、地方自治体の窓口で申請することもできます）。

　そのため、大阪エリアで申請の進め方を考える場合には、大阪エリアのどの年金事務所を窓口に申請をするかを決める必要があります。

　どの年金事務所であっても申請は受け付けてもらえますが、基本的には住所地を管轄する年金事務所に申請することになるでしょう。

　大阪市内の年金事務所では、北区を管轄する天満年金事務所、福島区、西淀川区を管轄する福島年金事務所、都島区、中央区を管轄する大手前年金事務所、西区、大正区を管轄する堀江年金事務所、此花区、港区を管轄する市岡年金事務所、東住吉区、平野区を管轄する平野年金事務所、浪速区を管轄する難波年金事務所、住吉区、西成区、住之江区を管轄する玉出年金事務所、東淀川区、淀川区を管轄する淀川年金事務所、東成区、生野区を管轄する今里年金事務所、旭区、城東区、鶴見区を管轄する城東年金事務所があります。

　なお、天王寺区、阿倍野区を管轄するのは天王寺年金事務所ですが、富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、南河内郡など大阪市外のエリアも天王寺年金事務所の管轄となっています。

　大阪市外のエリアについては、堺市に堺東年金事務所が設置されていますが、堺西年金事務所も設置されており、こちらは泉大津市、和泉市、高石市、泉北郡も管轄しています。

　この他に、東大阪年金事務所が東大阪市のみを管轄していますが、貝塚年金事務所、八尾年金事務所、吹田年金事務所、豊中年金事務所、守口年金事務所、枚方年金事務所が、それぞれ複数の自治体をまたがって管轄するように設置されています。